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ニャラリーガルはなちゃんのひねもすのたり日記

森法律事務所のトップに君臨するニャラリーガルハナちゃんとハナちゃんに従える下僕所長、それぞれの、ひねもすのたりのたりの日々を送ります。このブログで、社会に何かを発信しているわけではありません。

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これまで何度も、執行官や立会人の方と建物明け渡しの強制執行を行ってきた。
執行官を連れて行って明け渡しの催告をしても、なお出て行かないという人は、やはり、個性的な方が多い。
一番、強烈な印象に残っている人は、自分の体を柱にしばりつけ、しかも、木刀を持って我々(執行官、立会人、弁護士)を待っていた人である。彼が言うには、「おれはわざと家賃を滞納したわけではない。リストラされて家賃を払えなくなったのだ。お前らも人間なら、おれの哀しみがわるだろう。にもかかわらず、強制的に追い出そうとするなら、おれは、命をかけて抗議する」。

しかし、そういわれても、リストラされた方の救済は、国が行うべき問題で、家主に経済的な犠牲を強いて解決するような問題ではない。その「哀しみ」は、国と解雇した会社に向けるべきで、関係のない大家に向けられても、大家も困惑するだろう。

執行官は、この光景を見て、かなりためらったが、立会人の方は、すでに人数を手配し、強制執行の準備をしている。ここで引き返しても、立会人には、高額の費用を払わなければならない。執行官も、そのあたりはわかっているから、「まあまあ、あなたのお気持ちはわかりますが」と懸命に説得してくれた。

結局、執行官が上手に説得してくれて、その入居者の方は、自発的に立ち退いてくれた。今から、20年以上前の話だが、いまだに強烈な印象が残っている。

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