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ニャラリーガルはなちゃんのひねもすのたり日記

森法律事務所のトップに君臨するニャラリーガルハナちゃんとハナちゃんに従える下僕所長、それぞれの、ひねもすのたりのたりの日々を送ります。このブログで、社会に何かを発信しているわけではありません。

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本日、住宅紛争審査会審査委員としての研修を受けてきました。場所は、弁護士会館ではなく、大手町のサンケイビル。
行ってみると、東京だけではなく、全国の弁護士の審査委員の方が来られていました。みなさん、ご苦労様です。

この住宅紛争審査会は、品確法に基づき住宅性能評価書の交付を受けた評価住宅の請負契約又は売買契約(建売住宅)に関する紛争を取り扱っています。裁判に比べて格段に早期の解決が図られ、費用も安いことから、もっと積極的に利用されてしかるべきだと思いますが、なぜか、あまり利用されていません。全国的に、マイナーなADRだからでしょうか。
それでも、昨年は、全国で100件近い申請があったそうです。

研修そのものは、すでに知っている知識の再確認とでもいうべき内容でしたが、興味があったのは、水漏れの原因とその対策工事。水漏れのとき、業者がどうやって水漏れ箇所を発見し、どのような工事をするのか、画像を使って説明してくれました。
なるほど、と思いました。

あと、自分の知らなかった判例の説明があり、これも、結構面白かったです。普通はほぼ垂直につけるサッシを「38度の斜めにつけろ」と注文主が指示して、それで雨漏りがしたと建築会社を訴えたケースです。建築会社は、工事に責任がもてないと渋っていたようですが、注文主の信頼している建築士さんが、大丈夫だといったのを信頼し、強引に工事させたようです。それで注文主の賠償請求は棄却。そりゃそうでしょうね。この建築士さんは、何を考えていたんでしょうね。
建築士に設計を頼むと、建築費なんか念頭になく、ともかく「自分の作品」を作りたい建築士さんに出会うことがあります。そういう建築士さんだと、外見的にはしゃれていても居住空間としては無意味なデザインをすることが、まれにあります。
設計会社と建築会社を分離するのは、手抜き工事を防ぐという意味で効果的ですが、反面、創作意欲の強い建築士さんに頼んでしまうと、建築会社が首をひねるようなデザインをしてしまう。難しい問題ですね。


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