2019/05/12 (Sun) 令和元年初の大相撲夏場所初日

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令和元年初の大相撲夏場所初日に行ってきました。まあ、相撲自体は、淡々と進んでいましたが、気がついた点は、数年前に比べて、若い人が圧倒的に多くなったこと。
以前は、国技館に行っても、高齢者ばかり。若貴ブームのころ、一時的に女性客も増えましたが、ブームが去れば、残ったのは高齢者ばかり。女性はいても、いわゆる「きれいどこ」といわれる人だけ。
そのうち、若い女性客が増えて、あれと思っていると、それと同時に切符の入手がしだいに難しくなってきました。今日は、あれだけいた高齢者は、大幅に減少し、若い女性客や家族連れが主流になっています。観客の平均年齢から言えば、落語や歌舞伎よりも、若くなってしまったと思います。
高齢者が大幅に減少したのは、高齢者が相撲から離れていったのではなく、切符が入手できなくなったからでしょう。今は、数年前のように、発売初日に国技館の前に並んで切符を買うことはなくなり、ネットでしか申し込めません。それも、発売初日に、あっという間に完売してしまいます。これでは、高齢者の方は、チケットを入手するのは難しいでしょう。事実上、高齢者がしめだされています。

下の写真は、一人横綱鶴竜の土俵入り。いわゆる雲龍型といわれるもので、伸ばした右腕は攻撃を、胸にあてた左腕は防御をしめし、一時は、この雲竜方が主流になりました。稀勢の里も、この型です。これに対し白鵬は、不知火型で両腕を広げます。不知火型の方がダイナミックだという人もいれば、不知火型は攻撃一辺倒で、バランスを欠くという方もいます。写真はクリックすると拡大します。


場内で大声で贔屓力士を応援するのは、かっては男性ばかりでしたが、今は、女性も、どんどん応援しています。下の写真、前の座席のかたですが、いやもう、すごい声をあげて応援しておられました。写真はクリックすると拡大します。


今日も熱戦でした。下の写真左は、181.0cm. 198 kg.千代大龍をクレーンのごとく持ち上げた怪力栃ノ心。頑張って大関復帰してもらいたいです。真ん中の写真、先に腕が着くと負けになるので、腕をまげています。勝負への執念、すごいですね。写真はクリックすると拡大します。


昨日は、国技館の土俵祭りに行ってきました。そんなもの、誰も行かんだろうと思っていましたが甘かった。国技館の開場30分前に着くと、すでにとてつもない長蛇の列。その列が、ずーと、遠くまで続いていました。
土俵祭りといっても、行事が神主となり、以下の口上を述べるだけなんですが。
「あめつちひらけはじめてより陰陽わかり、きよくあきらかなるものは陽にして上にあり、これを勝ちと名づく。おもくにごれるものは陰にして下にあり、これを負けと名づく。
かちまけの道理はあめつちおのずからしかるのことわりにして、これをなすものは人なり。
きよくいさぎよき所に柱を構え、五穀成就のまつりのわざなれば、たわらをもって関所を構え、そのうちにて勝負を決する家なれば、今はじめて方屋と名づくるなり。」

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