ニャラリーガルはなちゃんのひねもすのたり日記
森法律事務所のトップに君臨するニャラリーガルハナちゃんとハナちゃんに従える下僕所長、それぞれの、ひねもすのたりのたりの日々を送ります。このブログで、社会に何かを発信しているわけではありません。
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賃貸、売買、そのほか不動産に関するご相談を承っております。中小企業法務、著作権の相談も承っております。不動産業者さん、中小企業のオーナーさん、クリエイターの方、何時でもお電話ください。
この前、ブラタモリで、佐賀の磁器や15代柿右衛門、やっていましたね。実は、磁器と陶器の違い、わかりませんでした(^^)。タモリさんに教えていただきました。あの人の博識ぶり、いや、ほんとにすごいですね。
さて、日本の陶磁器は、秀吉の朝鮮出兵で朝鮮から、優秀な陶芸家を連れてかえり、飛躍的に発展しましたが、その本家とでもいうべき朝鮮半島では、まったく陶磁器文化は発展しませんでした。韓国料理といえば、あのステンレスの器にもられ、日本のように料理を盛り付ける器も楽しむという風習はありません。
なんでこんなに違いが生じたかというと、ずばり、茶文化です。
今、茶道というと、セレブな女性方たちの教養みたいな感じになっていますが、歴史的には、これは、武士同士の接待術だったんですね。「一気に学び直す日本史」には、次のような記述があります。
「この時代(安土桃山時代)に茶の湯がもてはやされたのは、武士と町人の社交の場として、また、軍事上の機密を相談したり、情報交換を行う場として利用されたからであった。」「黒田孝高(よしたか)は、茶は武士のするものではないと嫌っていたが、あるとき秀吉に茶会に誘われ、しぶしぶ出席すると、秀吉が単身でかけてきて、茶は出さずに密談を行い、これが茶の利益だというので孝高は感嘆し、以後、茶をたしなむようになった」
つまり、このころは世間が安定せず、互いに腹の探り合いをしている時代で、密談をするのに、茶の湯はもってこいだったんです。「一気に学び直す日本史」にも「桃山時代には、信長・秀吉をはじめ大名や豪商たちが愛好したために、茶の湯が茶道として完成された。」とありますが、それは、大名や豪商たちの密談の必要性が非常に高い時代だったからです。
一方、朝鮮半島は、李王朝が安定していましたから、密談の必要性はなく、茶道が発達しませんでした。
ですから「わび茶」というけど、当時のイメージは、大物同士の腹の探り合いの場で、今のような「文化」という認識はありませんでした。
大体、侘茶を体制させ、茶人として名高い千利休も、本業は堺の豪商。しっかり内戦に乗じてお金を儲けていたビジネスパーソンで、「わび」とは正反対の生活をしていました。「一気に学び直す日本史」には「茶人としては、武野しょうおうの流れをくむ今井宗久・津田宗及・千利休など堺の豪商たちが有名」と書いてあります。
茶道が発達すると、当然、器である陶磁器に関心が集まる。大物間の密談だから、お互いに見栄をはることになる。「○○殿のところにいったら、やすっぽい器だった」とうわさされたら、恥ずかしい。いかにも高価な器を出し「どうだ、すごいだろう!」と自慢したい。そこから、日本の陶磁器文化が一気に発達しました。
しかし、江戸時代に入り、社会が安定すると大物間の腹の探り合いである密談は急速に少なくなり、やがてセレブな女性たちの教養へと変身をとげます。ここに商品経済の発達がかさなります
江戸時代にはいって、全国的な商品流通が盛んとなりました。「一気に学び直す日本史」には「統一政権が兵農分離の政策を推進し、武士の多くが城下町に集住して農業経営から切り離され,純粋な消費者として都市生活を営むようになったことは、商品経済の発達を著しく促すこととなった」とあります。
つまり、米よりもお金が経済の中心となりました。
そうなると、各藩は、各藩の特産物を売り出すようになります。そういう中で手工業が発達し、それは、問屋制家内工業へと変貌し、やがてはマニファクチュァ、つまり工場制手工業へと発達していきました。そういう特産物のひとつとして製陶業が発達しました。
このころになると、陶磁器は武士の見栄を張るためのものではなく、藩財政を支えるための商品になりました。「一気に学び直す日本史」には、「肥前の有田焼(伊万里焼)は、従来からの加賀の九谷焼、尾張の瀬戸焼などに大きな影響を与え、豊前の上野(あがの)焼、長門の萩焼、薩摩の薩摩焼など北九州を中心に新しい製陶技術も生まれた」とあります。
ブラタモリで、柿右衛門の「工場」を撮影していましたが、ちゃんと細かく役割分担ができていて、ああ、これが江戸時代の工場制手工業なんだと思いました。
柿右衛門の磁器というと、柿右衛門が一人で制作したと思い込みがちですが、江戸時代から今日まで、複数の職人による分担制の「工場」で生産されているんです。柿右衛門さんは陶芸家としてもすごいけど、同時に、会社経営者でもあるわけです。
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森公任 監修
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=3945
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三修社 定価: 1,890円(本体:1,800円+税)
「賃貸借契約を締結すると、貸主と借主は長期間にわたってつき合うことになります。
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本書は、借りる側、貸す側のどちらの立場からも必要となる借地借家法の基本事項を中心に解説しています。
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発行日: 2016/02/10。
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さて、日本の陶磁器は、秀吉の朝鮮出兵で朝鮮から、優秀な陶芸家を連れてかえり、飛躍的に発展しましたが、その本家とでもいうべき朝鮮半島では、まったく陶磁器文化は発展しませんでした。韓国料理といえば、あのステンレスの器にもられ、日本のように料理を盛り付ける器も楽しむという風習はありません。
なんでこんなに違いが生じたかというと、ずばり、茶文化です。
今、茶道というと、セレブな女性方たちの教養みたいな感じになっていますが、歴史的には、これは、武士同士の接待術だったんですね。「一気に学び直す日本史」には、次のような記述があります。
「この時代(安土桃山時代)に茶の湯がもてはやされたのは、武士と町人の社交の場として、また、軍事上の機密を相談したり、情報交換を行う場として利用されたからであった。」「黒田孝高(よしたか)は、茶は武士のするものではないと嫌っていたが、あるとき秀吉に茶会に誘われ、しぶしぶ出席すると、秀吉が単身でかけてきて、茶は出さずに密談を行い、これが茶の利益だというので孝高は感嘆し、以後、茶をたしなむようになった」
つまり、このころは世間が安定せず、互いに腹の探り合いをしている時代で、密談をするのに、茶の湯はもってこいだったんです。「一気に学び直す日本史」にも「桃山時代には、信長・秀吉をはじめ大名や豪商たちが愛好したために、茶の湯が茶道として完成された。」とありますが、それは、大名や豪商たちの密談の必要性が非常に高い時代だったからです。
一方、朝鮮半島は、李王朝が安定していましたから、密談の必要性はなく、茶道が発達しませんでした。
ですから「わび茶」というけど、当時のイメージは、大物同士の腹の探り合いの場で、今のような「文化」という認識はありませんでした。
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茶道が発達すると、当然、器である陶磁器に関心が集まる。大物間の密談だから、お互いに見栄をはることになる。「○○殿のところにいったら、やすっぽい器だった」とうわさされたら、恥ずかしい。いかにも高価な器を出し「どうだ、すごいだろう!」と自慢したい。そこから、日本の陶磁器文化が一気に発達しました。
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つまり、米よりもお金が経済の中心となりました。
そうなると、各藩は、各藩の特産物を売り出すようになります。そういう中で手工業が発達し、それは、問屋制家内工業へと変貌し、やがてはマニファクチュァ、つまり工場制手工業へと発達していきました。そういう特産物のひとつとして製陶業が発達しました。
このころになると、陶磁器は武士の見栄を張るためのものではなく、藩財政を支えるための商品になりました。「一気に学び直す日本史」には、「肥前の有田焼(伊万里焼)は、従来からの加賀の九谷焼、尾張の瀬戸焼などに大きな影響を与え、豊前の上野(あがの)焼、長門の萩焼、薩摩の薩摩焼など北九州を中心に新しい製陶技術も生まれた」とあります。
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森公任 監修
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2018年の著作権法改正(2019年1月施行)、TPP関連法に対応。
●著作物にあたるのかどうかの判断基準がわかる
●著作権の帰属や管理、契約書の作成など法律知識も網羅
●著作権侵害行為の類型や対抗法、送信防止措置、発信者情報開示請求がわかる
●TPP11発効後の著作権法改正についてもフォロー
森・森元による「入門図解 最新 中小企業のための会社法務の法律常識と実務ポイント (事業者必携)」
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「重要用語&図解 民法改正で変わる!最新 契約実務 基本法律用語辞典」
森公任 ・ 森元みのり共同 監修
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取引の全体像と実務上重要な法律用語が短時間でわかる。
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【第1部】見開き構成で契約実務の基本事項46項目を平易に解説。
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「図解 最新 不動産契約 基本法律用語辞典 」
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森公任 ・ 森元みのり共同 監修。
定価: 1,944円(本体:1,800円+税)
発行日: 2016/02/10。
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