ニャラリーガルはなちゃんのひねもすのたり日記
森法律事務所のトップに君臨するニャラリーガルハナちゃんとハナちゃんに従える下僕所長、それぞれの、ひねもすのたりのたりの日々を送ります。このブログで、社会に何かを発信しているわけではありません。
家賃滞納・建物明渡の相談は、不動産案件取扱件数トップレベルの森法律事務所へ
http://www.mori-law-office.com/fudousan/index.html
家賃を滞納している、何とかしてほしい、という相談は、弁護士として、一番良くうける相談です。
昔は、管理を依頼されている不動産の担当者が、勝手に鍵を変えて強引に借家人の入居を妨害する、無理やり追い出してしまう、などという手法をとりましたが、今は、そんなことをしたら、不動産屋そのものが営業停止処分なんかうけてしまうんで、誰も、そんなことはしません。せいぜい家賃の催告を繰り返す程度。
そうなると、困るのは大屋さん。家賃は入らない、ローンの支払いは来る、弁護士さんに頼むと高い、不動産屋は、相手にしてくれない、そこで、警察に相談に行ったりするが、警察は民事不介入。
結局、不動産屋の紹介で意を決して弁護士に相談に行く。料金を聞くと、強制執行までいくと100万円くらいかかる場合もある、滞納家賃は回収できない、と聞かされて、唖然とする。
100万円?家賃は、1か月8万円だぞ、1年分の家賃じゃないか。何とかならないのか?
ある程度の規模で大屋業している方なら、この程度は、何とかなるが、アパートを一軒持っています、という程度だと、かなり、きつい金額だ。大屋さんといっても、家賃収入でぎりぎりの生活をしている大屋さんも多いのが現実だ。
自分は、もう少し簡易な方法で建物明け渡し手続きを実現できるよう法制度を完備する必要があると思う。特に執行手続きを改善してもらいたい。今の強制執行手続きは、不必要なまでに慎重すぎる。

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家賃を滞納している、何とかしてほしい、という相談は、弁護士として、一番良くうける相談です。
昔は、管理を依頼されている不動産の担当者が、勝手に鍵を変えて強引に借家人の入居を妨害する、無理やり追い出してしまう、などという手法をとりましたが、今は、そんなことをしたら、不動産屋そのものが営業停止処分なんかうけてしまうんで、誰も、そんなことはしません。せいぜい家賃の催告を繰り返す程度。
そうなると、困るのは大屋さん。家賃は入らない、ローンの支払いは来る、弁護士さんに頼むと高い、不動産屋は、相手にしてくれない、そこで、警察に相談に行ったりするが、警察は民事不介入。
結局、不動産屋の紹介で意を決して弁護士に相談に行く。料金を聞くと、強制執行までいくと100万円くらいかかる場合もある、滞納家賃は回収できない、と聞かされて、唖然とする。
100万円?家賃は、1か月8万円だぞ、1年分の家賃じゃないか。何とかならないのか?
ある程度の規模で大屋業している方なら、この程度は、何とかなるが、アパートを一軒持っています、という程度だと、かなり、きつい金額だ。大屋さんといっても、家賃収入でぎりぎりの生活をしている大屋さんも多いのが現実だ。
自分は、もう少し簡易な方法で建物明け渡し手続きを実現できるよう法制度を完備する必要があると思う。特に執行手続きを改善してもらいたい。今の強制執行手続きは、不必要なまでに慎重すぎる。

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家賃滞納・建物明渡の相談は、不動産案件取扱件数トップレベルの森法律事務所へ
http://www.mori-law-office.com/fudousan/index.html
大屋稼業にとって、一番切実な問題は家賃滞納である。これは、大屋業を営む上でどうしても直面する問題である。
ただ、自分の経験から言わせると、家賃滞納が起きる物件というのは一つの特徴があるように思う。ただし、これは、自分の見解であって、正しいかどうかは分からない。
さて、通帳を見ると、借家人Aは、また今月も払ってこない。不動産屋に確認すると、「いやー、社長、われわれも催促しているんですがねぇ」という曖昧な、しかし、やる気がない返事が返ってくる。
アナタは、不動産屋に賃料の支払いを催促するように頼む。しかし、アナタにとっては、死活的に貴重な収入源でも、不動産屋からすれば、管理物件でもない限り、所詮は、たまに仲介手数料が入る程度の顧客。真剣に催促などしない。
弁護士のところにいけば、とんでもない料金が請求されるのではないか心配するアナタは、本を読んだり、ネットを検索したりして、何か方策はないかと検討するが、その方策が見つかることはない。
大屋さんの気持ちはわかるが、まず、確認すべきは、家賃滞納に原因はないかと調査することである。実は、物件に不具合があり、そのため、店子が怒って家賃の支払いを拒否しているケースが、かなりあるのだ。
アナタは、「それなら、不動産屋が教えてくれるはずだ」と思うかもしれない。しかし、必ずしも、そうとは限らないのだ。
自分は、ある仲介専門の不動産屋の仕事をしていて、よく家賃滞納の相談を受けていた。不動産屋から、滞納があると、その催促や明け渡し訴訟を依頼される。相談してくるのは、その物件の担当者ではなく、会社の社長か専務である。
で、必ず、「その物件の担当者にもう一度事情を聞いてください」と質問を投げ返す。すると「この前の件、水道漏れがあって家賃の支払いを拒否していた」等、店子が、それなりの理由があって支払いを拒否しているケースがかなりあった。
アナタは、それなら、何で物件担当社員が、その旨を報告しないのだ、と思うだろう。確かにきちんと対応する社員もいる。しかし、必ずしも、そういう社員ばかりではない。店子がクレームをつけても、そのクレームを放置し、「催促しても支払わない」という報告しかしない社員もいるのだ。「自分の業務は、入居者をつけるだけ」と割り切り、それ以外の業務は一切しない。
入居者からすれば、仲介業者にクレームを伝えたから、当然、そのクレームは、大屋さんに伝わり、大屋さんと仲介業者さんで、真剣に検討してくれるだろうと思い込む。
一方、大屋さんは、仲介業者さんから、何の連絡もないから、店子は理由もなく家賃支払いを拒否していると思い込む。
仲に入った仲介業者、とくに現場の担当者は、「おれは、客をつけるだけが仕事なんだ。便利屋じゃないよ。忙しいんだ。クレーム処理も任せるなら、別料金くれよ」となる。
管理物件でも、似たような現象があるが、斡旋だけを依頼している大屋さんは、あまり不動産屋には期待しないことだ。賃料不払いがあったら、自ら店子に連絡して事情を聴いた方がよい。

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大屋稼業にとって、一番切実な問題は家賃滞納である。これは、大屋業を営む上でどうしても直面する問題である。
ただ、自分の経験から言わせると、家賃滞納が起きる物件というのは一つの特徴があるように思う。ただし、これは、自分の見解であって、正しいかどうかは分からない。
さて、通帳を見ると、借家人Aは、また今月も払ってこない。不動産屋に確認すると、「いやー、社長、われわれも催促しているんですがねぇ」という曖昧な、しかし、やる気がない返事が返ってくる。
アナタは、不動産屋に賃料の支払いを催促するように頼む。しかし、アナタにとっては、死活的に貴重な収入源でも、不動産屋からすれば、管理物件でもない限り、所詮は、たまに仲介手数料が入る程度の顧客。真剣に催促などしない。
弁護士のところにいけば、とんでもない料金が請求されるのではないか心配するアナタは、本を読んだり、ネットを検索したりして、何か方策はないかと検討するが、その方策が見つかることはない。
大屋さんの気持ちはわかるが、まず、確認すべきは、家賃滞納に原因はないかと調査することである。実は、物件に不具合があり、そのため、店子が怒って家賃の支払いを拒否しているケースが、かなりあるのだ。
アナタは、「それなら、不動産屋が教えてくれるはずだ」と思うかもしれない。しかし、必ずしも、そうとは限らないのだ。
自分は、ある仲介専門の不動産屋の仕事をしていて、よく家賃滞納の相談を受けていた。不動産屋から、滞納があると、その催促や明け渡し訴訟を依頼される。相談してくるのは、その物件の担当者ではなく、会社の社長か専務である。
で、必ず、「その物件の担当者にもう一度事情を聞いてください」と質問を投げ返す。すると「この前の件、水道漏れがあって家賃の支払いを拒否していた」等、店子が、それなりの理由があって支払いを拒否しているケースがかなりあった。
アナタは、それなら、何で物件担当社員が、その旨を報告しないのだ、と思うだろう。確かにきちんと対応する社員もいる。しかし、必ずしも、そういう社員ばかりではない。店子がクレームをつけても、そのクレームを放置し、「催促しても支払わない」という報告しかしない社員もいるのだ。「自分の業務は、入居者をつけるだけ」と割り切り、それ以外の業務は一切しない。
入居者からすれば、仲介業者にクレームを伝えたから、当然、そのクレームは、大屋さんに伝わり、大屋さんと仲介業者さんで、真剣に検討してくれるだろうと思い込む。
一方、大屋さんは、仲介業者さんから、何の連絡もないから、店子は理由もなく家賃支払いを拒否していると思い込む。
仲に入った仲介業者、とくに現場の担当者は、「おれは、客をつけるだけが仕事なんだ。便利屋じゃないよ。忙しいんだ。クレーム処理も任せるなら、別料金くれよ」となる。
管理物件でも、似たような現象があるが、斡旋だけを依頼している大屋さんは、あまり不動産屋には期待しないことだ。賃料不払いがあったら、自ら店子に連絡して事情を聴いた方がよい。

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