ニャラリーガルはなちゃんのひねもすのたり日記
森法律事務所のトップに君臨するニャラリーガルハナちゃんとハナちゃんに従える下僕所長、それぞれの、ひねもすのたりのたりの日々を送ります。このブログで、社会に何かを発信しているわけではありません。
家賃滞納・建物明渡の相談は、不動産案件取扱件数トップレベルの森法律事務所へ
http://www.mori-law-office.com/fudousan/index.html
03-3553-5916
賃貸、売買、そのほか不動産に関するご相談を承っております。中小企業法務、著作権の相談も承っております。不動産業者さん、中小企業のオーナーさん、クリエイターの方、何時でもお電話ください。
最近、一部に素人だましの悪質な不動産商法が目立ちます。適当な情報をネットに流し、素人買主に買い付け証明かなんかださせて、強引に押し付け販売する商法です。
こういう一部の悪質な業者が横行するため、大部分の善良な不動産業者まで色眼鏡で見られることになり、多くの業者も困っているでしょう。
普通、売買契約は、業者が物件を案内し、買主が現物をみて、重要事項を説明し、そのうえで契約を成立させます。このうち、重要事故は、売買契約の前に、簡単に説明するだけで形式に流れているきらいもありますが、それでも、通常の業者は、後日のトラブルにならないよう、きちんと説明します。
ところが、悪質業者となると、およそ、その値段では売れないような物件を紹介し、早く手をうたないと買えなくなる、といって、買付証明書などを取り 交わさせただけで「手付金」を払わせ、顧客が「やっぱりやめた」といっても、いや、売買は成立したといって、先に支払わせた「手付金」の返還を拒否します。しかも、なかには、堂々と「売買契約は成立した、残代金を支払え」なんて裁判を起こすものもいる。
こんな裁判通る可能性は低いが、訴訟を提起されれば、一般の方はびっくりします。
そういう案件ではありませんが、似ている案件として、例えば、東京地判 平26・12・18判決。
不動産取纏め依頼書を仲介業者に提出したが、その後売買契約の締結を断った買主に対し、売主不動産業者が、主位的には、売買契約は成立しており買主に債務不履行があるとして、予備的には、買主に契約締結上の義務違反による不法行為があるとして、損害賠償等を求めた事案です。当然、請求棄却です。
だいたい、不動産取纏め依頼書を仲介業者に提出しただけで売買成立なんてありえないわけで、何か特別な事情でもあったんでしょうか。
やはり京地判 平26・12・18判決で、中古マンションの購入を検討していた買主が、内金(契約着手金)の振込後購入を取り止めたが、売買契約が成立していると売主が主張し内金を返還しないため、売主に対し不当利得として内金の返還を求めた事案があり、判例は、売買契約の目的物が特定されるに足りる情報が提供されておらず、売買契約が成立したとは認められないとして、買主の不当利得返還請求を認容しています。
詳細はわかりませんが、判決文から見る限り、当たり前の判決ですね。
いずれも売り主が業者ですが、強引な押し付け販売が多く、トラブルになっていると聞いています。
森・森元による森法律事務所の書籍のご案内
1,不動産・建築
(1)
「図解で早わかり 借地借家 法」
森公任 監修
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=3945
三修社 定価: 1,890円(本体:1,800円+税)
「賃貸借契約を締結すると、貸主と借主は長期間にわたってつき合うことになります。
長期の契約の間に貸主と借主との間でトラブルが生じてしまう可能性は決して低くありません。
本書は、借りる側、貸す側のどちらの立場からも必要となる借地借家法の基本事項を中心に解説しています。
賃貸借契約においてしばしばトラブルになりやすい、敷金・賃料・必要費・有益費といった金銭がらみの問題は、図表を使いながらわかりやすく説明しました。
(2)
すぐに役立つ 最新建築基準法と私道・境界・日照権の法律とトラブル解決法
森公任 ・ 森元みのり共同 監修
https://www.sanshusha.co.jp/np/isbn/9784384048261/
2019年6月25日施行の建築基準法の改正に対応。
建築工事、通行権、隣地使用、塀、相隣関係まで、さまざまな相談事例も多数掲載。
(3)
「重要用語&図解 民法改正で変わる!最新 契約実務 基本法律用語辞典」
森公任 ・ 森元みのり共同 監修
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4413
「債務不履行」「解除」などの基本事項から「売買」「賃貸借」まで。
ビジネスや日常生活などで関わる各種契約と関連法律を網羅。
取引の全体像と実務上重要な法律用語が短時間でわかる。
本書の特徴
【第1部】見開き構成で契約実務の基本事項46項目を平易に解説。
【第2部】これだけは知っておきたい!実務上重要な570用語を厳選収録。」
(4)
「図解 最新 不動産契約 基本法律用語辞典 」
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4240
森公任 ・ 森元みのり共同 監修。
「重要解説+用語辞典の2つの機能を1冊に集約
売買から賃貸、相続・登記、税金まで
「難しい」「複雑」「なじみにくい」
取引の全体像と実務上重要な法律用語が短時間でわかる!
●本書の特徴
【第1部】:見開き構成で不動産をめぐる法律の基本事項46項目を平易に解説。
【第2部】:これだけは知っておきたい!実務上重要な800用語を厳選収録。
●本書で取り扱うおもな分野
売買/借地/借家/道路・境界/建築工事をめぐる法律/マンション管理/不動産登記/担保/競売/任意売却/不動産の税金 など重要解説+用語辞典の2つの機能を1冊に集約しました。」
是非、ご購入ください!
(5)
「 重要事項&用語 図解 トラブル解決に役立つ
最新 民事訴訟・執行・保全 基本法律用語辞典 」
森公任 ・森元みのり 監修
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4313
三修社
「難しい」「なじみにくい」「わかりにくい」
不動産・建築訴訟に勝ち、権利を勝ち取るために必要な法律や制度の全体像と知っておきたい法律用語が短時間でわかる!紛争解決に必携の書!
2、知財
森・森元による
「すぐに役立つ 改正対応 著作権・コンテンツビジネスの法律とトラブル解決マニュアル」
https://www.sanshusha.co.jp/np/isbn/9784384047981/
3、企業法務
(1)森・森元による「入門図解 最新 中小企業のための会社法務の法律常識と実務ポイント (事業者必携)」
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4438
(2)
図解とQ&Aでわかる 最新 特定商取引法と消費者取引の法律問題トラブル解決法 (すぐに役立つ)
https://www.sanshusha.co.jp/np/isbn/9784384048308/
http://www.mori-law-office.com/fudousan/index.html
03-3553-5916
賃貸、売買、そのほか不動産に関するご相談を承っております。中小企業法務、著作権の相談も承っております。不動産業者さん、中小企業のオーナーさん、クリエイターの方、何時でもお電話ください。
最近、一部に素人だましの悪質な不動産商法が目立ちます。適当な情報をネットに流し、素人買主に買い付け証明かなんかださせて、強引に押し付け販売する商法です。
こういう一部の悪質な業者が横行するため、大部分の善良な不動産業者まで色眼鏡で見られることになり、多くの業者も困っているでしょう。
普通、売買契約は、業者が物件を案内し、買主が現物をみて、重要事項を説明し、そのうえで契約を成立させます。このうち、重要事故は、売買契約の前に、簡単に説明するだけで形式に流れているきらいもありますが、それでも、通常の業者は、後日のトラブルにならないよう、きちんと説明します。
ところが、悪質業者となると、およそ、その値段では売れないような物件を紹介し、早く手をうたないと買えなくなる、といって、買付証明書などを取り 交わさせただけで「手付金」を払わせ、顧客が「やっぱりやめた」といっても、いや、売買は成立したといって、先に支払わせた「手付金」の返還を拒否します。しかも、なかには、堂々と「売買契約は成立した、残代金を支払え」なんて裁判を起こすものもいる。
こんな裁判通る可能性は低いが、訴訟を提起されれば、一般の方はびっくりします。
そういう案件ではありませんが、似ている案件として、例えば、東京地判 平26・12・18判決。
不動産取纏め依頼書を仲介業者に提出したが、その後売買契約の締結を断った買主に対し、売主不動産業者が、主位的には、売買契約は成立しており買主に債務不履行があるとして、予備的には、買主に契約締結上の義務違反による不法行為があるとして、損害賠償等を求めた事案です。当然、請求棄却です。
だいたい、不動産取纏め依頼書を仲介業者に提出しただけで売買成立なんてありえないわけで、何か特別な事情でもあったんでしょうか。
やはり京地判 平26・12・18判決で、中古マンションの購入を検討していた買主が、内金(契約着手金)の振込後購入を取り止めたが、売買契約が成立していると売主が主張し内金を返還しないため、売主に対し不当利得として内金の返還を求めた事案があり、判例は、売買契約の目的物が特定されるに足りる情報が提供されておらず、売買契約が成立したとは認められないとして、買主の不当利得返還請求を認容しています。
詳細はわかりませんが、判決文から見る限り、当たり前の判決ですね。
いずれも売り主が業者ですが、強引な押し付け販売が多く、トラブルになっていると聞いています。
森・森元による森法律事務所の書籍のご案内
1,不動産・建築
(1)
「図解で早わかり 借地借家 法」
森公任 監修
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=3945
三修社 定価: 1,890円(本体:1,800円+税)
「賃貸借契約を締結すると、貸主と借主は長期間にわたってつき合うことになります。
長期の契約の間に貸主と借主との間でトラブルが生じてしまう可能性は決して低くありません。
本書は、借りる側、貸す側のどちらの立場からも必要となる借地借家法の基本事項を中心に解説しています。
賃貸借契約においてしばしばトラブルになりやすい、敷金・賃料・必要費・有益費といった金銭がらみの問題は、図表を使いながらわかりやすく説明しました。
(2)
すぐに役立つ 最新建築基準法と私道・境界・日照権の法律とトラブル解決法
森公任 ・ 森元みのり共同 監修
https://www.sanshusha.co.jp/np/isbn/9784384048261/
建物建築や増改築に不可欠な道路、境界、日照権などの法律問題と建築基準法の 基本事項を網羅的に解説。
2019年6月25日施行の建築基準法の改正に対応。
建築工事、通行権、隣地使用、塀、相隣関係まで、さまざまな相談事例も多数掲載。
(3)
「重要用語&図解 民法改正で変わる!最新 契約実務 基本法律用語辞典」
森公任 ・ 森元みのり共同 監修
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4413
「債務不履行」「解除」などの基本事項から「売買」「賃貸借」まで。
ビジネスや日常生活などで関わる各種契約と関連法律を網羅。
取引の全体像と実務上重要な法律用語が短時間でわかる。
本書の特徴
【第1部】見開き構成で契約実務の基本事項46項目を平易に解説。
【第2部】これだけは知っておきたい!実務上重要な570用語を厳選収録。」
(4)
「図解 最新 不動産契約 基本法律用語辞典 」
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4240
森公任 ・ 森元みのり共同 監修。
「重要解説+用語辞典の2つの機能を1冊に集約
売買から賃貸、相続・登記、税金まで
「難しい」「複雑」「なじみにくい」
取引の全体像と実務上重要な法律用語が短時間でわかる!
●本書の特徴
【第1部】:見開き構成で不動産をめぐる法律の基本事項46項目を平易に解説。
【第2部】:これだけは知っておきたい!実務上重要な800用語を厳選収録。
●本書で取り扱うおもな分野
売買/借地/借家/道路・境界/建築工事をめぐる法律/マンション管理/不動産登記/担保/競売/任意売却/不動産の税金 など重要解説+用語辞典の2つの機能を1冊に集約しました。」
是非、ご購入ください!
(5)
「 重要事項&用語 図解 トラブル解決に役立つ
最新 民事訴訟・執行・保全 基本法律用語辞典 」
森公任 ・森元みのり 監修
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4313
三修社
「難しい」「なじみにくい」「わかりにくい」
不動産・建築訴訟に勝ち、権利を勝ち取るために必要な法律や制度の全体像と知っておきたい法律用語が短時間でわかる!紛争解決に必携の書!
2、知財
森・森元による
「すぐに役立つ 改正対応 著作権・コンテンツビジネスの法律とトラブル解決マニュアル」
https://www.sanshusha.co.jp/np/isbn/9784384047981/
WEB、出版、広告、映像、音楽、美術など
「暮らし」と「ビジネス」に関わる疑問や法律問題がわかる!
2018年の著作権法改正(2019年1月施行)、TPP関連法に対応。
●著作物にあたるのかどうかの判断基準がわかる
●著作権の帰属や管理、契約書の作成など法律知識も網羅
●著作権侵害行為の類型や対抗法、送信防止措置、発信者情報開示請求がわかる
●TPP11発効後の著作権法改正についてもフォロー
3、企業法務
(1)森・森元による「入門図解 最新 中小企業のための会社法務の法律常識と実務ポイント (事業者必携)」
http://www.sanshusha.co.jp/np/details.do?goods_id=4438
(2)
図解とQ&Aでわかる 最新 特定商取引法と消費者取引の法律問題トラブル解決法 (すぐに役立つ)
https://www.sanshusha.co.jp/np/isbn/9784384048308/
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